平成26年12月3日 18:30-20:30 里山情報館
出席:5名
議題
1.2014年度植生調査の結果
・2012年から2014年までの3年間の9月時植生調査結果を並べてみると,明瞭な傾向は認められないものの,一年生草種が減少し,多年生草種がやや多くなっているような印象を受ける。
・今年も記録だけあって標本未採集の種類が残った。来年度ひとまずフロラ調査を終了し,記録だけで標本がないものは削除か。
2.来年度(2015年度)の調査計画
・来年度も春・夏・秋の3回,フロラ調査を実施。具体的な時期として,5月11日(月),7月13日(月),9月14日(月)を確定。
5月と7月の調査は,調査可能な方が実施。9月調査は,全員で実施。
・3回のフロラ調査では未採集草種の標本化を主な目的とする。また標本対象はDD区も対象とする。
3.2014年冬期における管理操作
・12月中に,AおよびC区の植生を刈り払って除去後,耕耘機で耕起してもらう(目的:マルバノサワトウガラシやイヌノヒゲ属など一年生の希少な湿地生草種を保全するため)。
・今年はヒエが大発生したことから,耕起しても来年度はヒエで覆われてしまう可能性があるため,ヒエ対策として6月頃生育期のヒエを刈り払う(A区あるいはD区のどちらかのみ)。
・BDEFはとりあえず何も手を加えない。
4.今後の保全の方向性について
・湿地生一年生草種の群落が安定して毎年生えるように,地下水位,耕耘などの方法をトライアルしながら,よい方策を探っていく。
5.その他
・今年中に,これまでの標本や記録を整理して,未標本草種や同定がおかしいと思われる草種のリストを作成・共有
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